JR京都線向日町駅または阪急京都線東向日駅から、阪急バス66系統善峯寺行にて終点善峯寺下車、徒歩8分

冬季の間、善峯寺行バスは手前の小塩止まりとなる。

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善峯寺(よしみねでら)
②遊瀧の松
青蓮の滝
薬師堂
①多宝塔 
 

元和7年(1621年)に賢弘により再建されたもの。 

②遊龍の松   

樹齢約600年の五葉松で幹が横に這うように伸びていることからこの名が付けられた。全長50数メートルあったが、松食い虫の被害により平成6年(1994年)、10メートルあまり切断された。 

阿弥陀堂
稲荷社
山門
鐘楼堂
護摩堂
①多宝塔





善峯寺(よしみねでら)は、京都府京都市西京区大原野にある寺院。山号は西山。西国三十三所第20番札所。善峰観音宗(天台宗系単立)。桜や紅葉の名所になっているとともに境内各所から京都市街、比叡山を一望できる。

寺に伝わる『善峯寺縁起絵巻』(江戸時代)等によれば、長元2年(1029年)、源信の弟子にあたる源算が創建したという。その後、長元7年(1034年)には後一条天皇から「良峯寺」の寺号を賜った。鎌倉時代初期には慈円が住したことがあり、このころ後鳥羽上皇直筆の寺額を賜ったことによって寺号が善峯寺と改められた。青蓮院から多くの法親王が入山したため「西山門跡」と呼ばれた。応仁の乱に巻き込まれて伽藍が消失したのち、江戸時代になってから桂昌院の寄進によって再興された。

境内は京都市域の西南端近く、釈迦岳の支峰の善峯に位置し、山腹一帯に多くの堂宇が建つ。バス停留所から山道を数分登ったところに山門が東向きに建ち、石段を上った正面に観音堂(本堂)が建つ。山門、観音堂は元禄5年(1692年)、山内最古の建物である多宝塔は元和7年(1621年)の建立。他の諸堂宇も大部分は江戸時代、桂昌院の援助で整備されたものである。

観音堂の左手(南)には寺宝館文殊堂が建つ。観音堂右手の石段を上った一画には鐘楼、護摩堂、経堂、多宝塔(重要文化財)、開山堂、遊龍の松(天然記念物)、桂昌院廟、十三仏堂などがある。そこからさらに上ったところに釈迦堂、阿弥陀堂があり、境内のもっとも奥には薬師堂(奥の院)、青蓮院宮廟などがある。

秘仏本尊と脇本尊の2体の木造千手観音立像を安置する。秘仏本尊は木造漆箔、像高178.8センチ。平安時代後期から鎌倉時代初期の作とされる。寺伝では後朱雀天皇の命により洛東の鷲尾寺から移したもので、安居院仁弘法師の作という。開扉は毎月第2日曜および毎年正月三箇日に行われるほか、臨時に行われる特別開扉もある。脇本尊は像高174.5センチ。寺の創建と同じ11世紀前半頃の作とされ、像全体が黒ずんだ古色を呈する。寺伝では開山源算の作とする。京都洛西観音霊場の札所本尊でもある。(2016.6.15参詣)

創建年:1029年 開基:源算 本尊:十一面千手観世音菩薩 別称:・・・ 宗派:善峰観音宗
開山堂
観音堂
経堂
釈迦堂