①山門   

1757年建立された欅造りの山門です。大正4年大阪市北区中津より移建され、阪神・淡路大震災で破損したが平成7年に修復された。

②北向き延命地蔵 
 

本来とは逆に、お地蔵さま自体が下座に下り、参詣する人が上座に据えるという、珍しい祀り方のお地蔵さまです。 

③三十三観音堂 
 

1833年創設され、堂内には三十三体の観世御菩薩像が祀られている。ご本尊は、厄除薬師如来です 

④道了大権現堂   

関東地方では「小田原の道了さん」と呼ばれ、信仰されている。1590年、豊臣秀吉が小田原征伐の陣中にて遠く大阪の発展を願て勧請された。以来、「道了祭」は大阪の名物とされた。

おまつりしている道了堂は、小田原藩の寄進で大阪市内に建てられたものを移築したものです。明治36年に中津本院を経て、豊中の現在地に移築された。

⑤釈迦如来白仏像   

1988年秋、スリランカよりお釈迦様のの右鎖骨—が贈られました。東光院とスリランカとの仏教交流をふまえて、2000年春、スリランカからホワイト・ブッダ—釈迦如来白仏像がおくられた。

 

阪急宝塚本線曽根駅から北へ300m





②北向き延命地蔵
④道了大権現堂
本堂
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東光院(とうこういん)は、大阪府豊中市にある曹洞宗の寺院。山号は仏日山。本尊は薬師如来。境内に萩が植えられ「萩の寺」とも称される。新西国三十三箇所第12番札所である。

元は大阪市北区中津付近にあり、1914年(大正3年)に現在地へ移転した。境内の随所に萩が植えられているため「萩の寺」と称されており、毎年9月には「萩まつり」が催される。正岡子規も当寺の萩を賞して句を残し、境内に句碑が立てられている。

天平年間(729年から749年)行基によって創建されたと伝えられ、1681年(天和元年)曹洞宗に改められたという。本堂には本尊薬師如来坐像のほか、札所本尊の十一面観音立像、西国七福神の一番とされる毘沙門天及び両脇侍像、平安時代の作で、国の重要文化財に指定されている木造釈迦如来坐像などが安置されている。十一面観音立像は「こより観音」と通称され、1985年(昭和60年)の修理で、法華経の料紙を「こより」にしたものを衣として着せ掛けた、全国的にも珍しい仏像であることがわかった。(2016.8.26参詣)

東光院(とうこういん)萩の寺
創建年:(伝)天平年間 開基:(伝)行基 本尊:薬師如来 別称:萩の寺 宗派:曹洞宗
③三十三観音堂




①山門
⑤釈迦如来白仏堂