本 坊
 





本堂   

元禄2年(1689年)再建。入母屋造、裳階付、二層屋根、本瓦葺、平入り。本尊の十一面観音、脇仏持国天、多聞天を安置。
 
多宝塔   

国の重要文化財。寛文2年(1662年)再建。彩色、折衷様。 

鐘楼   

寛文4年(1664年)再建。彩色、折衷様。梵鐘も兵庫県指定文化財。 

楼門 
 

加西市指定文化財、江戸時代文政8年(1825年)再建。三間一戸、入母屋造、本瓦葺、神田左衛門作 

弓聲堂(常行堂)
 

阿弥陀堂、安産堂とも。播州酒見の念仏道場
 

酒見寺(さがみじ、さがみでら)は兵庫県加西市にある高野山真言宗の仏教寺院。山号は泉生山(せんしょうざん)、本尊は十一面観世音菩薩。聖武天皇の勅願寺と伝え、開基は行基とされる。

北条町の街中にあり、住吉神社と隣接する。間には小さな池があり、石橋でつながっている。南端に楼門があり、そこから北に延びる参道の左右に地蔵堂、多宝塔、新観音堂、常行堂が建つ。参道の突き当たりに本堂が建ち、東側に鐘楼 、裏手には御影堂と、土塀に囲まれて庫裏と護摩堂、位牌堂が建つ。

寺伝によれば、天平17年(745年)、酒見明神(住吉神社)の神託を受けた行基が聖武天皇に奏上し、寺号を酒見寺として開創したという。

平安時代から毎年勅使の参詣が行われていた名刹は、2度全山を焼失している。平治の乱での全山焼失(1159年)の際は二條院の勅により再建、天正年間(1573~92年)にも兵火で全山が焼失した。その後、江戸時代に入り、姫路城主となった池田輝政が姫路城の守護寺に定めて援助を行い、池田家の転封後は本多忠政の援助を受け、寛永年間(1624~43年)に幕府の命を受けた実相院隆恵が再興した。さらに江戸幕府3代将軍徳川家光が朱印寺と定め、代々将軍から朱印状を下附されて隆盛するなど、これまで天皇や幕府、藩により厚く保護されてきた。(2017.11.29参詣)

新観音堂
引聲堂
山 門
酒見寺(さがみじ、さがみでら)
鐘 楼
本 堂
多宝塔


北条鉄道 北条町駅 徒歩15分
神姫バス 「アスティアかさい」バス停 徒歩15分


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創建年:(伝)745年 開基:(伝)行基・聖武天皇 本尊:十一面観音 別称:・・・ 宗派:高野山真言宗
地蔵堂