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①本堂 
 

1805年に建立が始まり完成迄に30年以上の年月を要している。
②仁王門
 

1612年建立。明日香村の建造物で、重要文化財に指定されているのは、仁王門と書院だけである。
仁王門全体の歪み・破損も激しくなったため昭和42年から解体修理が行われた。
③書院 
 

明日香村で建造物として重要文化財に指定されています。
昭和61年に重要文化財に指定され、翌年から解体修理に着手し、平成元年に完成しました。
④楼門 
 

入母屋造の楼門。以前は内部に鐘が吊られている鐘楼門でしたが、古い写真等を見ると、2階部分には平安時代作の兜跋毘沙門天が祀られていた事が判っている。
楼門も仁王門と同様じく慶長年間(1596~1615)頃の建立と考えられている。
 
⑤開山堂  
阿弥陀三尊が祀られている。
談山神社より移築されたのが開山堂で元は護摩堂であったと言われています。移築において、屋根が桧皮ぶきから瓦葺きに変更された。
⑥鐘楼堂 
 
建築様式などから本堂と同時期に再建されたものと考えられています。  
⑦三重宝塔 
 
三重宝塔は旧境内地(現治田神社境内)に建っていました。鎌倉時代初期に岡寺に三重塔があったことが書面で残されている。
昭和59年に復興に着手、昭和61年に514年ぶりに再建。平成13年に完成。



近鉄橿原神宮前駅東口(2のりば)・飛鳥駅から、奈良交通・明日香周遊バス(赤かめ)などに乗車。

「岡寺前」下車、徒歩約10分
桜井駅南口(2のりば)から、奈良交通・[37]石舞台行に乗車(平日は本数少)。
「治田神社前」下車、徒歩約7分




岡寺(おかでら)




岡寺(おかでら)は、奈良県高市郡明日香村にある真言宗豊山派の寺院。山号は東光山、寺号は龍蓋寺(りゅうがいじ)とも称し、詳しくは東光山真珠院龍蓋寺とい。本尊は如意輪観音。西国三十三所第7番札所

『東大寺要録』「義淵伝」、『扶桑略記』等によれば、天武天皇の皇子で27歳で早世した草壁皇子の住んだ岡宮の跡に義淵僧正が創建したとされる。史料上の初見は、天平12年(740年)7月の写経所啓(正倉院文書)である

寺の西に隣接する治田神社(はるたじんじゃ)境内からは奈良時代前期にさかのぼる古瓦が発掘されており、創建当時の岡寺は現在の治田神社の位置にあったものと推定されている。平成17年(2005年)に「岡寺跡」として国の史跡に指定された。

現在では真言宗豊山派の寺院だが、義淵僧正は日本の法相宗の祖であり、その門下には東大寺創建に関わった良弁や行基などがいた。義淵僧正が法相宗の祖とされていたため、江戸時代までは興福寺の末寺であった。江戸時代以降は長谷寺の末寺となった。

前述のように、当寺院には「岡寺」「龍蓋寺」の2つの寺号がある。岡山の中腹に位置する「岡寺」は地名に由来する寺号、「龍蓋寺」は法号である。仁王門前の石柱には「西国七番霊場 岡寺」とあり、通常はもっぱら「岡寺」の呼称が用いられている。宗教法人としての登録名も「岡寺」である。そのため、重要文化財建造物の指定名称は「岡寺仁王門」「岡寺書院」となっている。「龍蓋寺」の法号は龍蓋池に封じた竜の説話に由来する。(2014.7.28訪問)


創建年:7世紀末頃 開基:伝・義淵 本尊:如意輪観音 別称:龍蓋寺 宗派:真言宗豊山派
稲荷社
①本堂
⑤開山堂
③書院
⑦三重宝塔
十三重石塔
⑥鐘楼堂
④楼門
②仁王門