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本堂   創建当初は十間四面だったが戦国時代の焼き討ちで焼失し1665年に仮堂として半分の大きさとなり現在に至る

近鉄生駒線 元山上口駅から徒歩7分




金勝寺(きんしょうじ)


金勝寺(きんしょうじ)は、奈良県平群町椣原にある真言宗室生寺派寺院山号は、椣原(しではら若しくは、ひではら)山。本尊は藤原時代の作である薬師如来座像

寺伝によれば、当寺は天平18年(746年行基菩薩の創建とされる。寺領700を賜り、金堂、大講堂、阿弥陀堂、護摩堂、三重塔、食堂その他塔頭坊舎36ヶ坊の伽藍を建立されたと伝えられる

旧金堂の鰐口には「大永二年壬午正月十六日(1522年2月22日)」の銘があり、複数回の火災で焼失して再建した中の一つとみられる天正年間に松永久秀の焼打によって建造物はことごとく焼失し、寺領も没収された

金堂は寛文5年(1665年)の再建で、本尊の薬師如来座像、脇侍日光月光両菩薩や十二神将像を祀っている他、薬師三尊像を安置している。本尊とともに薬師三尊像も、町指定の文化財である。現在の護摩堂、宝庫、庫裏、内門などは1902年明治35年)の再建。護摩堂内には、大日如来座像、阿弥陀如来立像、十一面観音など古式の霊像が安置されている。この他、岸壁には,康正2年(1456年)や天正16年(1588年)の銘が入った磨崖仏14体(町指定文化財)がある。

金堂の、向かって右側丘陵上には鎮守社である原神社がある。

寺の対岸の丘陵の金勝寺墓地には、鎌倉期の石造十三重塔(町指定文化財)、十三仏石、地蔵石仏がある。

(2024.5.10参詣)


創建年:746年 開基:行基 本尊:薬師如来 別称:・・・ 宗派:真言宗室生寺派
総 門
磨崖石仏
鎮守社
本 堂