建仁寺(けんにんじ) |
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創建年:1202年 | 開基:源頼家、栄西 | 本尊:釈迦如来 | 別称:・・・ | 宗派:臨済宗建仁寺派 |
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①勅使門 |
寺の南側正面、八坂通りに面した四脚門。平教盛の館門(平重盛の館門とも)を応仁の乱後に移築したものと伝えるが定かでない。様式的には鎌倉時代末頃の建築である。 |
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②三門 | 「望闕楼」(ぼうけつろう)の別称がある。静岡県浜松市(旧浜名郡雄踏町)の安寧寺から1923年に移築したもので、江戸時代末期の建築である。 | |
③法堂 |
仏殿(本尊を安置する堂)と法堂(講堂にあたる)を兼ねている。明和2年(1765年)の建立。また、平成14年(2002年)創建800年を記念して天井に小泉淳作により双龍の絵が描かれた。 |
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④方丈 |
室町時代の建物で、もと広島の安国寺にあり、安国寺恵瓊が慶長4年(1599年)に建仁寺に移築したもの。創建当初は杮葺であったが、1736年に瓦葺きに改められた。 建物の外周すべて建具が入り、壁が少ない構造のためか、1934年の室戸台風で倒壊し、1940年に創建当初の杮葺で復旧された。その後1962年に銅板葺きに改められていたが、2013年に杮葺に復した。 各室には桃山時代の画壇と代表する画家の1人である海北友松の水墨障壁画があったが、現在は襖から掛軸に改装され、京都国立博物館に寄託されている。 |
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⑤東陽坊 | 北野大茶会の際に千利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が好んだと伝えられる茶室。二畳台目下座床の席。構成・意匠ともに薮内家の燕庵に共通する点が多く見られる。大正年間に現在地に移築された。 |