石仏
十一面観音
展望台
⑦不動堂
⑥表山門
⑤東古墳
④西古墳
③白山神社
②金閣浮見堂
①本堂
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安倍文殊院(あべもんじゅいん)




安倍文殊院(あべもんじゅいん)は奈良県桜井市にある華厳宗の寺院である。山号は安倍山。本尊は文殊菩薩。開基(創立者)は安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)である。切戸文殊(京都府宮津市)・亀岡文殊(山形県高畠町)とともに日本三文殊に数えられる。宗教法人としての公称は文殊院である。大和七福八宝めぐり(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺)の一つに数えられる。

大化の改新の時に左大臣として登用された安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)の氏寺として建立されたという。

創建当時の寺地は現在の文殊院の西南300メートルほどのところであり、鎌倉時代に現在地に移された。旧寺地(桜井市安倍木材団地1丁目)は「安倍寺跡」として国の史跡に指定され、史跡公園として整備されている。発掘調査の結果、安倍寺は東(右)に金堂、西(左)に塔が建つ法隆寺式伽藍配置をもっていたことがわかり、出土した古瓦の様式年代からも創建が7世紀にさかのぼる寺院跡であると見られる。「東大寺要録」巻6には、東大寺の末寺の1つである「崇敬寺」が安倍倉梯麻呂の建立であることと、「崇敬寺」の別名が「安倍寺」であったことが記載されている。

当院では陰陽師・安倍晴明が陰陽道の修行をしたともいわれ、平成16年(2004年)には安倍晴明堂が建立されている。

また、平成22年(2010年)には、安倍氏と関わりがあるとされる安倍晋三が「第90代内閣総理大臣 安倍晋三」名義で石塔を寄進している。(2014.4.7訪問)


創建年:飛鳥時代 開基: 安倍倉梯麻呂 本尊:文殊菩薩 別称:安倍文殊院、知恵の文殊 宗派:華厳宗


境内図はパンフレットより






 



①本堂 
 
寛文5年(1665年)に建立された建物で、快慶作の木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像が安置されている。  
②金閣浮見堂   
昭和60年(1985年)に建立された文殊池の中に建つ金色の六角堂で、安倍仲麻呂像、安倍晴明像などを祀る。 
③白山神社本殿   
室町時代後期の建立された流造柿葺の建物で、縁結びの神として知られる。 
④文殊院西古墳   
本堂近くにある7世紀中頃の古墳で、豪族安倍(阿倍)氏一族の墓であることはほぼ確実視され、安倍倉梯麻呂の墓であるともいわれる。古墳の原状は不明だが、径25メートルほどの円墳であったと見られる。横穴式石室が露出しており、切石造石室の代表的なものとされている。 
⑤文殊院東古墳 
 
7世紀前半に築造されたといわれる古墳で、古来から閼伽井窟(あかいくつ)と呼ばれ、信仰の対象とされてきた。 
⑥表山門 
 
創建以来門が閉められたことがないようで誰でもいつでも参詣することが出来るとということです。ここは仁王門の跡で門前には立派な石で下馬と記された碑が建っている。
⑦不動堂  
1987年不動明王の祈りの行場として、不動堂(護摩堂)の建立を発願



JR桜井線・近鉄大阪線 桜井駅 より奈良交通バスで「安倍文殊院前」下車